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自動車業界 品質マネジメントシステム規格 ISO/TS16949

ISO/TS16949は、各国自動車業界ごとの要求事項を国際的に統一することを意図して1999年に発行された後、2002年にQS9000の後継となる自動車業界の品質マネジメントシステム規格として改正発行されました。さらに2009年6月には、ISO9001:2008の追補改正を受け、ISO/TS16949:2009が発行されました。

ビッグ3の通称で知られる米国自動車大手(GM、フォード、クライスラー)の要求事項QS9000を、品質マネジメントシステムの国際標準規格ISO9001に組み入れる形で生まれたISO/TS16949は、「自動車供給業者及び関連業務部門組織へのISO9001の適用のための特定要求事項」として、全世界の自動車業界で利用されており、前述のビッグ3など取引先にISO/TS16949の取得を要求・推奨している企業も多くあります。

この規格は、供給者(購買先)にもISO9001への適合を求めている(7.4.1.2項)ため、ISO/TS16949取得を円滑に進めるには、関連する供給者と共に品質マネジメントシステム構築に取り組むことをお勧めします。

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ISO/TS16949の成り立ち

ISO/TS16949は、ビッグ3の要求事項であるQS9000、欧州各国の規格(イタリアのAVSQ・ドイツのVDA6.1・フランスのEAQF)などを、ISO9001を基礎として組み合わせたもので、規格名のTSはTechnical Specification(技術仕様)を表しています。
現在、自動車業界固有の要求事項を盛り込んだ品質マネジメントシステムとしては最も普及し、また信頼されている国際標準規格といえます。

この規格は、法規要求事項・顧客要求事項・組織固有の要求事項を満たす能力を構築し、その品質マネジメントシステムの有効性を改善し、組織のパフォーマンスを向上させることを目的としています。
顧客が要求する生産部品・サービス部品を製造する組織なら、自動車業界サプライチェーンのどこに位置していても、この技術仕様の適用が可能(1.1項)です。
自動車の電子制御化が進んでいる現在では、電子部品の製造者などもISO/TS16949の対象となり得ます。

ISO/TS16949とISO9001

ISO/TS16949を取得する組織は、自身の供給者(購買先)も技術仕様に適合することを目標として、供給者の品質マネジメントシステムの開発を実施するよう求められています。この目標に到達する最初の段階は、供給者のISO9001への適合です。
ISO/TS16949認証の円滑な取得には、供給者の協力と、共に品質マネジメントシステム構築に取り組む姿勢が欠かせません。

業務をアウトソース(外部委託)する場合も、技術的責任を免れることはできません。ISO/TS16949の認証を取得するには、アウトソース先も組織の部品承認プロセスに適合していなければなりません。